2時間後 電気じかけの夢
先日、最寄りの松尾寺から歩いて参拝に来られた青年があった。
東京から金沢に行き、そこからJRを乗り継いで島根県まで行かれるのだという。
次のJRの便は何時ですか?と尋ねられたので「2時間後です」とお答えすると焦った様子で「バスはいつ来ますか?」と尋ねられたので
「バスも2時間後です」
地方というのは2時間に1本しか公共交通がないというのはごく普通のことである。
丁度、駅前の量販店に用事があったので車で駅まで送っていった。
若い頃の旅行というのはお金が無くても何もかも新鮮だった気がする。
そんな時代もはるか昔のことと思うと眼の前の青年が若い頃の自分のようにも思えた。
一昨日BBCの『コール・ザ・ミッドワイフ』について書いたが、同じくプライム会員用の番組のなかに「エレクトリック・ドリームズ」というテレビシリーズを見つけた。
こちらもとても面白い。
テレビドラマや映画の中でタイムスリップとか、ぶつかったら男女の心と体が入れ替わったとか(笑)SF的な設定というのはいくらでもあるが、
SFというものを堪能させてくれる作品にあまり出会わない。
子供の頃、ワクワクして読んだ沢山のSF小説を思い出すことがある。
“フイリップ・K・デイック”という懐かしい名前に惹かれて視聴したが
これぞSF
という内容にSFという電気じかけの夢を堪能している。